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どう考えても日記じゃない
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追記にクリスマスプレゼント!


私としてはこういうのもアリだと思う。
ていうかほんとクリスマスって何するものなんですか。という疑問は今日で吹き飛ばされました。くっそ恥ずかしいからもう私はやっぱり引きこもりオタクでいるべきだと思います。←





++++++++++



テレビに映る、江戸の町を歩くカップルたち。
手を繋いだり腕を組んだりしながら歩く男女の姿と明るいBGM。

それがブツン、と瞬時に真っ暗な画面変わる。
私の隣に座る銀ちゃんの手に握られたリモコンは、しっかり「切」のボタンを押されていた。


「ったく、何がクリスマスだ。今日は普通の土曜日だろうが!」
ばふっ、と反対側のソファにリモコンを投げ捨てて銀ちゃんは足を組む。

「大体クリスマスっつーのはアレ、誕生日だろ。だったらそっち祝えよ!今日はイチャつく日じゃねーっての!」
「まあまあ落ち着いてよ銀ちゃん」

どうどう、と銀ちゃんをおちつける。
新八くんはお通ちゃんのクリスマスライブ、神楽ちゃんはお妙さんとバーゲンに行って今は万事屋に私と銀ちゃんだけ。


「ねえ銀ちゃん、だったら私たちもクリスマスしちゃおっか」
「は?」
ぱん、と手を打って私はソファから立ち上がる。

「お前…クリスマスするって、何すんだよ。金ならねーぞ」
「それはわかってるよ。だから、えーと…」

……。


「クリスマスって、何するもんなんだっけ?」
「ダメじゃねーかァァァ!!」


すとん、ともう一度ソファに座って腕を組む。

「クリスマスっつったら……えーと…あ!あれだろ、ケーキだろ!」
「なるほど!確かにそうかも!でも、もう予約とか締め切ってるんじゃない?」
クリスマスケーキなんて特別なもの、予約しないと手に入らないものなんじゃないのかな。

「ふっふっふ…この俺を誰だと思ってんだ」
にやりと笑いながら銀ちゃんはゆらりと立ち上がる。


「ほんとなら腹立つから外なんか絶対出ねぇって思ってたけど…ま、お前とならいいか」
がしがしと頭を掻き、銀ちゃんはすっと私の前に手を差し出す。

「この糖分王、銀さんがケーキ作ってやるよ。だから、一緒に材料買いに行くぞ」
「銀ちゃん…!うん、せっかくだからいちご牛乳も買って一緒にパーティしよう!」
「おっ、良いこと言うじゃねーか。いちご牛乳で乾杯すっか」


ぎゅっと銀ちゃんと手を繋いで、万事屋の玄関を開ける。
冷たい風の中、どんなケーキを作るのか話しながらスーパーへと向かった。
いつの間にか絡まるように繋がれていた手にすこしドキドキしていたことは銀ちゃんには秘密にしておいた。


初心者クリスマス

(ただのケーキパーティじゃないの?とかツッコんじゃだめだからね!)




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